ドラマとアニメの感想文

主にテレビドラマや時代劇、アニメの感想文を書いているブログです。

シティーハンター 第7話「心ふるえる銃声 悲しきロンリーガール」

次期総理と目される天知の運転手だった萩尾が依頼人。酔っ払い運転による人身事故の責任を取って偽装自殺を強要されたが、実際に人身事故を起こしたのは天知本人だった。天知から慰謝料代わりに金を強請り取り一人娘・道子との幸せな生活を夢見る萩尾の依頼に「心が震えた」冴羽は男からの依頼にも係わらず引き受けることに。

萩尾からの脅迫に天知の第一秘書・松井は殺し屋に萩尾の口封じを依頼する。依頼された殺し屋を装った冴羽は松井の目の前で見事偽装殺人を成し遂げ、萩尾は道子と共に幸せな家庭を築くため東京を離れていくのだった。

シティーハンター初、男からの依頼。もちろん冴羽は全く乗り気ではなかったが、萩尾の純粋さと道子の健気さに「心がふるえ」依頼を受けることに。萩尾は死んだ事とされ娘にも会えない怯えた生活が続いていたが、今回「本当に死ぬ」ことで自由を得ることを決意。松井の「殺しの現場に立会い萩尾の死を確認したい」というイレギュラーな展開に、防弾チョッキを着用せずマグナムを腹に受ける覚悟を見せる萩尾。運転席の真下にあるはずの脱出用のマンホールの位置がずれているこれまた予想外のトラブルも、道子との暮らしをバネに乗り越える。この時の香の功績が大きい。

松井が最初に依頼をした殺し屋は何と海坊主。しかし冴羽の策謀で海坊主は、リカちゃん人形を持ち、涎掛けをした赤ちゃんのコスプレをして笑われるハメに。海坊主ブチギレ。しかし、この衣装を了承する海坊主も海坊主だが。ちなみに、海坊主がサングラスを外している描写は今回だけ。「キラーカン」に激似。冴羽との銃撃戦で弱視となり、日中サングラス無しでは出歩けないという設定があるのだが、これは『シティーハンター'91』で詳しく語られる。

「俺は、ダイヤルの戻る音で番号を解読できるんだ」と少々時代遅れな特技を披露する冴羽。でもプッシュホンの公衆電話に「がびーん」。その一連のシーンでの窓ふき兄ちゃん(山寺宏一)との掛け合いと、その後神谷明が披露する西尾徳のモノマネが面白い。『ゲッターロボ』の流竜馬と巴武蔵で共演し続けていたからこそ出来る芸当か。

今回から音楽担当に矢野立美が参加。今後は矢野作曲の劇判がメインとなり、矢野が作曲し銃撃戦でおなじみとなる挿入歌「FOOTSTEP(歌・北代桃子)」も頻繁にかかるようになる。また、次回予告の際にかかっていた名曲「MR.PRIVATE EYE(歌・大滝裕子)」が歌詞付きで二度挿入。ラストシーンの感動にも花を添える。『シティーハンター』と言えば「GET WILD」のイメージだが、個人的には「MR.PRIVATE EYE」こそ真のテーマソングだと思っている。『シティーハンター'91』でも、槇村との出会いを描いた作品でインストゥルメンタルがフルで流れるシーンがあるわけで、この作品における音楽面での一貫したテーマとして作られた曲だと思いたい。

原作

「待ちつづける少女」

セリフ

海坊主「こ、殺してやる!誰だ俺をハメやがった奴は!」

萩尾「私には撃たれたとき死んだ真似なんてできる自信はない。できるくらいなら、こんな貧乏くじは引いていませんよ。……あなたに賭けてみます。娘と一緒に暮らせるようになるんだったら、何だって、どんなことだって!」

香「えへへ……おじさん?プロってタダ働きもするんだ?」

次回予告

香「うわあ……すっげえ美人……」

冴羽「野上冴子ついにご登場か。だがな、”助けてちょうだいね”なんて甘い声出したって、もう俺は騙されないもんね」

香「ってことは、初めての依頼じゃないんだ。でもさ、展示中の宝冠に隠された重要なマイクロチップを盗み出して欲しい、なんてどうしてそんなヤバイこと頼んでくんの?」

冴羽「ああ見えてもな、彼女警視庁の刑事さんなんだぜ」

香「うそぉ~」

冴羽「次回『美人に百発百中(ワンホールショット)?! 女刑事には手を出すな』」

冴羽&香「お楽しみに!」

神谷明による麻上洋子のモノマネ付き。

キャスト

冴羽獠神谷明/槇村香:伊倉一恵

萩尾:清川元夢/道子:江森浩子/松井:西尾徳/海坊主:玄田哲章/窓ふき:山寺宏一

スタッフ

脚本 星山博之
絵コンテ 網野哲郎*1
演出 網野哲郎*2
作画監督 いのまたむつみ
原画 西沢晋*3高橋久美子/古泉浩司/西村誠芳
動画 島田悌三/四本忠司/マジック・バス/スタジオ夢民/スタジオ天
動画チェック 石井康雄
色指定 岩沢れい子
仕上 スタジオ九魔/米村貞子/奥野孝一/公平保之/横田政一
特効 千場豊(マリックス)
背景 獏プロダクション/本田修/本田利恵/中原英統/平田秀一/平川栄治/西村康浩/甕智恵子/服部一広
撮影 旭プロダクション/長谷川洋一/末弘孝史/福田寛/土岐浩司
編集 鶴渕映画
タイトル マキ・プロ
効果 松田昭彦(フィズサウンド)
整音 大城久典
音響制作 オーディオ・プランニング・ユー
録音スタジオ A・P・Uスタジオ
現像 東京現像所
設定 山本之文
制作助手 渡辺葉子/佐藤あさみ
制作進行 秋山浩之
文芸 外池省二
製作担当 望月真人

シティーハンター

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