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主にテレビドラマや時代劇、アニメの感想文を書いているブログです。

ルパン三世PARTIII 第12話「バルタン館のとりこ」

脚本:金春智子 絵コンテ・演出:鍋島修 作画監督:松原京子

ルパン一世の恋人マリアンヌ・ディディベーの肖像画を盗んだルパンだが、それは贋作だった。本物と寸分違わぬほどの贋作を作れるのはあの男しかいない。ルパンは砂漠地帯にあるアンリ・バルタンの館へ。そこでは贋作作りの名人ジャルジェとその娘ソフィーが捕らわれの身になっていた。ジャルジェとルパンは旧知の仲であることから、ソフィーは小さい頃からルパンを良く知っていた。
感動の再会もつかの間、バルタンと警備隊がルパンを追う。そこへ銭形。あえなくルパンは御用となって……と思いきや、刑務所でルパンの皮が剥がれソフィーの姿が現れた。ソフィーの姿に入れ替わりバルタン館へ戻ってきたルパンはバルタン一味を懲らしめて本物の絵画強奪とジェルジェ親子の救出に成功。名画の数々は不二子に騙され持って行かれるが、ルパンに助けられブルゴーニュの片田舎で静かに暮らすことを決めたジャルジェとソフィー。「やっぱりルパンって、魔法使いなんだわ」

さて今回のお話は、贋作を生み出すために捕らわれの身となった美少女(とその親父)を救い出す、と言うもの。恐らく原作「赤奇血汐」をベースに、『カリオストロの城』へのオマージュとして作られたものではないだろうか。もしそうならば、本放送当時でもクラリスがアニメ雑誌の表紙になっていたくらい『カリオストロの城』人気が継続していたため、その辺りのファン層を狙ったものだと思われる。ルパンとソフィーの入れ替えトリックは原作と同じだが、それ以外の部分はオリジナル。おふざけもあったりと後半部分はドタバタが激しいが、締めくくりで不二子に獲物をさらわれるのはいかにもルパンらしい。ソフィーと別れ、次元が回してくる車に走りながら乗り込み去っていく一連のシーンが抜群にカッコイイので必見。飯島正勝、長岡康史らといった一流のアニメーターが参加してこそ、と言えようか。また、松原京子が描く不二子、ソフィーもやっぱり可愛い。女性キャラだけで言えば神村幸子よりも作画の魅力が上だと思う。ちなみに、今回からまた絵柄が前半に戻っているのが特徴的。作画についての試行錯誤の時期であろうか。不二子が変装していた婦人警官、『バビロンの黄金伝説』に流用されてない?気のせい?バルタン役には大平透。今後もたびたびマヌケな悪役で出てきます。ジャルジェ役は松岡文雄。警備隊長は池田勝。今回のヒロイン・ソフィー役には、ナツコさんであり鮎川まどかであり美神令子である鶴ひろみ。おしとやかで上品な美少女を意識して演じている。でも、弱弱しい演技は何か似合わないな。余談ですが、今回五右ヱ門は「いるだけ」で井上真樹夫の声はありません。増山江威子の、不二子と婦人警官の声を使い分ける演技力が凄い。

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