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主にテレビドラマや時代劇、アニメの感想文を書いているブログです。

シティーハンター 第37話「新宿仁義一直線!着流し美人は弟子志願(前編)」

新宿を騒がす悪徳地上げ屋の背後には暴力団・花吹雪組がいるとの噂。新宿のんべえ長屋にあるおとら婆さんの店「大寅」にも地上げ屋の魔の手が迫る。この騒動に冴羽とは別に、昔ながらの任侠を志す菊之介も参戦。菊之介は冴羽の腕前に惚れ込み弟子入りを志願するが……。

冒頭の冴羽の乱闘シーン、「FOOTSTEPS(歌:北代桃子)」。「大寅」の客に『ど根性ガエル』の「梅さん」がいる。また、『あしたのジョー』の丹下段平に似たおっさんがいる。第4話に登場したゲスト「リリー」「牛さん」「徹」が再登場。演じる声優もそれぞれ同じ(ただし、「牛さん」は第4話では声は無し)。

時代錯誤の任侠道を貫く美少女・菊之介。『ルパン三世』の石川五右ェ門的キャラクターである。新宿地上げ抗争に冴羽と共に参戦し、挙句の果てには「弟子にしてください」とまで言い出す始末。モッコリさえも「任侠の道」だと勘違いしてしまい、何かと付きまとう菊之介から逃げ出す冴羽。ナンパもろくに出来やしない状況に。

菊之介は、本物の任侠を目指すため10歳の時に九州へと任侠の修行に出され、5年の後、跡目を継ぐために新宿に舞い戻ってきた。「本物の任侠の必要性」を必死に説く菊之介の目に、冴羽は「本物の任侠の道を示すこと」を弟子入りの条件にする。

今回の黒幕に噂されている「花吹雪組」。組長は菊之介(菊乃)の父であり、「最後の侠客」とまで言われた吹雪団十郎だが、実際に裏で糸を引いていたのは、団十郎が病の床に伏しているのをいいことに組を好き勝手に牛耳る若頭・鬼頭であった。鬼頭を懲らしめる冴羽と菊之介だが、この諍いがこのまま解決するわけもなく。

ゲストヒロインに、『機動戦士Ζガンダム』のファ・ユイリィ役を演じた松岡ミユキを迎えた。また、「大寅」のおとら婆さん役を、『オバタリアン』の絹代役などパワフルな中年女性キャラクターを得意とする片岡富枝が演じている。青木和代と声質が似ているため、たまに間違われることもある模様。

セリフ

菊之介「これ以上堅気の衆に迷惑をかけるならば、この菊之介、成敗いたす!」

冴羽「本物の任侠の道というものを見せてもらう。昨日の善人が今日の悪人。善も悪もごっちゃになった今の世の中に、本当の任侠道が存在するならばな」

次回予告

香「菊之介さん、遂に弟子になっちゃったのね」

冴羽「親分直々の頼みじゃなあ」

香「思うに、今の彼女には普通の女の子の修行が必要なんじゃない?」

冴羽「それ大ピンポン!

香「よぉし、あたしが許す。デートしておいで」

冴羽「わぁ、香とは思えない発言!」

香「ただし、鬼頭の逆襲には……」

冴羽「んなことは分かってるよ。だから安心して!ね?シティーハンター『新宿仁義一直線!着流し美人は弟子志願(後編)』」

香「絶対見てね!」

キャスト

冴羽獠:神谷明/槇村香:伊倉一恵

菊之介:松岡ミユキ/吹雪:渡辺猛*1/鬼頭:木原正二郎/佐伯:梅津秀行/徹:辻村真人/牛:田原アルノ/おとら:片岡冨恵*2/リリー:あきやまるな/男たち:島沢弘隆*3梁田清之

スタッフ

脚本 武上純希
絵コンテ こだま兼嗣
演出 江上潔
作画監督 神志那弘志
原画 神志那弘志/小林早苗/山内則康/上杉恵美子
動画 スタジオ・ライブ/松本明子/星野紀美子/宮司好文/西川秀明/飯田倫也/工藤誉寿治
動画チェック 山下文広
色指定 横田政一
仕上 スタジオ九魔/米村貞子/奥野孝一/公平保之/岩沢れい子
特効 千場豊(マリックス)
背景 スタジオ・イースター/矢島洋一/北川晴美/清水隆夫/南沢貞子/影山誠哉
撮影 旭プロダクション/長谷川洋一/末弘孝史/福田寛/土岐浩司
編集 鶴渕映画
タイトル マキ・プロ
効果 松田昭彦(フィズサウンド)
整音 大城久典
音響制作 オーディオ・プランニング・ユー
録音スタジオ A・P・Uスタジオ
現像 東京現像所
メカニカルデザイン 明貴美加
設定 秋山浩之
制作助手 渡辺葉子/佐藤あさみ
制作進行 和賀健夫
文芸 外池省二
製作担当 望月真人

CITY HUNTER Vol.7 [DVD]

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*1:渡部猛」の誤記

*2:「片岡富枝」の誤記

*3:茶風林