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主にテレビドラマや時代劇、アニメの感想文を書いているブログです。

シティーハンター 第16話「おきゃんスチュワーデス 獠の教官物語」

国際線スチュワーデスのちえみは妙な“ブツ”が入ったカバンを手に入れてしまい、高校時代の同級生である香に相談する。“ブツ”は遠隔操作で爆発させることができる腕時計で、ちえみが所属する航空会社の職員も一枚噛んでいた。組織の部下がちえみを狙う。

ちえみを冴羽から引き離すために香がガードをすることになるが、逆に香は誘拐されてしまう。冴羽はちえみとパリでのデートを約束し、無事事件を解決させたのだが……。

これまで全て原作のエピソードから抜粋した作品であったが、今回初めてアニメオリジナルの作品が登場。香の高校時代の同級生を登場させ、基本設定に厚みを持たせている。

モテモテスーパーセクシースチュワーデスのちえみが危険な密輸品を間違って手に入れてしまったことが事件の発端。ちえみには老若男女問わず数多くの「親衛隊」がおり、ちえみは彼らに全く警戒せず分け隔てなく付き合っている。冴羽も警戒心が無いちえみに下心むき出しでセクハラの嵐をお見舞いするが、堪りかねた香は自らガードすることに。

さらわれた香を助けるため、ちえみからデートの約束を取り付ける冴羽。「香を探し出すのは難しい」とか何とか嘘を言いながらちえみに自分の要求を飲ませ、実は香のジャケットに発信機を付けてあったという姑息の手を使って勝ち得たデートだが、それはデートと言うよりも「ちえみと遊ぼう」的な集団デートツアーであった。

会社の重役や一流企業のエリート会社員が「(ツアーに参加するために)会社に頼んで休暇を取りましたよ」などと平気で言えば、オタクっぽい青年はちえみのフライトスケジュールを完全網羅。よくそんな情報を入手できるよな。超予想外の展開に、もちろん冴羽は途中でリタイヤ。いつもなら「女に手を出す冴羽を許すまじ」の香だが、今回に限って余裕だったのはこういう事だったのか。

ちえみの声は第1話からちょくちょく脇役で登場していた坂本千夏。これからもちょっとだけ脇役で登場するが、これで『キャッツ・アイ』の三姉妹を演じた声優は全員メインヒロインとして登場したことになる。なお、ちえみのシャワーシーンでは乳首こそ確認できないものの、乳房の輪郭がリアルに描かれており突起物のようなものも確認できる。また、冴羽に後ろから乳を思い切り揉みしだかれる描写もあり少々刺激的。青木悠三のコンテが存分に活きた作画が随所に見られる。

セリフ

香「あんたは昔から何事にも警戒心が無さ過ぎんのよ……。またそれが可愛かったりしてモテちゃうんだから……」

ちえみ「何なんですか?モッコリって?」

冴羽「いやなに、ブロッコリーの親戚……ぃかな?」

次回予告

冴羽「夏と言えば水着!良い季節だなあ~」

香「出たなスケベ虫」

冴羽「今年の流行は「スーパーハイレッグ」。大原緑がデザインした水着で決まり!」

香「それが盗まれたんだってね。元先生の米沢に」

冴羽「弟子の独立を妬むなんてもう最低。ぜひ取り返して、緑ちゃんに着てもらわなくっちゃ。そこで香、ひと肌脱いで欲しいんだ」

香「誰が脱ぐもんか!」

冴羽「あのね仕事の話……」

香「あはは~、失礼しました」

冴羽「シティーハンター夏の美人デザイナー 獠の心はハイレッグ』」

香「絶対見てね!」

キャスト

冴羽獠:神谷明/槇村香:伊倉一恵

ちえみ:坂本千夏/社長:亀井三郎/部下A:島香裕/部下B:塩屋浩三/部下C:梅津秀行/スチュワーデス:神田和佳、深見理佳*1/男たち:小野健一菅原正志桜井敏治、島沢弘隆

スタッフ

脚本 星山博之
絵コンテ 港野洋介*2
演出 加瀬充子
作画監督 いのまたむつみ
原画 泉浩司/西村誠芳/荒木英樹/仲田美歩/池田和洋/はしもとしんじ*3
動画 山本みどり/春日久美子/四本忠司/スタジオ・ダブ/スタジオMAY
動画チェック 石井康雄
色指定 岩沢れい子
仕上 スタジオ九魔/米村貞子/奥野孝一/公平保之/横田政一
特効 千場豊(マリックス)
背景 獏プロダクション/本田修/本田利恵/中原英統/平田秀一/平川栄治/西村康浩/甕智恵子/服部一広
撮影 旭プロダクション/長谷川洋一/末弘孝史/福田寛/土岐浩司
編集 鶴渕映画
タイトル マキ・プロ
効果 松田昭彦(フィズサウンド)
整音 大城久典
音響制作 オーディオ・プランニング・ユー
録音スタジオ A・P・Uスタジオ
現像 東京現像所
設定 山本之文
制作助手 渡辺葉子/佐藤あさみ
制作進行 渡辺信一郎
文芸 外池省二
製作担当 望月真人

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