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主にテレビドラマや時代劇、アニメの感想文を書いているブログです。

ルパン三世PARTIII 第11話「ルビーは血の汗を流す」

脚本:平野靖士 絵コンテ・演出:板倉則子 作画監督:柳野龍男 尾鷲英俊

百年に一度血の汗を流し、その血の一滴を飲めば百年の寿命が授かると言われる宝石「ドラキュランズ・ハート」の情報を不二子から仕入れたルパンは、持ち主の下へ不二子を潜入させ作戦開始。
ところがこの組織こそ、恐怖の殺し屋集団「ユニオン」であり、持ち主が女元締「ママ」。ママは魔性の魅力でルパンを虜にしようと試みるが失敗。ルパンはドラキュランズ・ハートを奪うまでは良かったが、ユニオンの殺し屋集団に襲われ大ピンチ。何とか難を逃れるも、今度は不二子がママの魅力の虜となっており八方塞。血の汗を流す日、不二子に化けてミサに潜入したルパンはママに変装を見抜かれ逆さ十字に掛けられるも、次元と五右ヱ門の協力により見事脱出。一滴の血の汗は零れ落ち、三百年生きてきたママは急激な老化が始まり死亡。ママに洗脳されていたユニオンの殺し屋たちも、我に返り去っていった。

前半は殺し屋組織との対立、後半はオカルトモノ。ルパンと不二子が入れ替わるトリックが少し違うものの、基本設定は原作「ユニオン・ママ」と同じ。いつもは不敵な次元も、ユニオンに狙われ恐怖を覚えることを鑑みると、ユニオンとはかなり強大な殺し屋組織らしい。一の子分・ラッキーちゃんはおしゃぶり咥えているのにね。さて、今回は脚本が平野靖士、作画監督が柳野龍男、尾鷲英俊と今後のパースリの中心的スタッフが初めて一同に会した回でもある(柳野は二度目)。特に、尾鷲以下OHプロメンバーは今回から劇場版『バビロンの黄金伝説』を含めパースリの柱となるスタッフのため見所も数多い。特にAパートのルパンや次元たちの動きが非常に軽やか。ママの屋敷でドラキュランズ・ハートを盗み脱出する件や、ユニオンメンバーとの銃撃戦など、今後のOHプロ回の傾向がここで垣間見える。あえてカメラが一歩引いた位置で、登場人物たちを縦横無尽に動き回らせるという手法はバビロンの黄金伝説でも使われていたが、ここでもその演出が見事はまっている。ママのポージングも拘っており、レベルの高い作画が期待できるだろう。飯田馬之介(当時・飯田つとむ)や、今回は参加していないが次回のOHプロ回からは川崎博嗣も参加してくるのでお楽しみ。ミサでの銃撃戦も動きが滑らかではあるが、ここは柳野パートか。次元に撃たれた殺し屋達から血が噴出しまくりだが、これは場面に応じてのおどろおどろしさを出すためか。次元が銃を撃つアクションなど、いかにも80年代アニメといった感じで懐かしさがこみ上げる。懐かしさと言えば、原画スタッフの中には牧野行洋の名前が。ママ役は平井道子。ちなみに、平井氏本人はこの作品が放送される4日前に急性心不全で亡くなっており、放送当時には既に故人であった。ラッキーちゃん役は、ユウキ・コスモでありビルギットさんである塩屋翼

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