無敵鋼人ダイターン3 第22話「スターの中のスター」
500人の映画スターを乗せた宇宙船・ネプチューン号の護衛としてやってきた万丈たち。そのスターの一人、ジミー・ディーンはメガノイドのコマンダーだった。やがて万丈とジミーの一騎打ちが始まるのだが、そこには主催者の映画監督・カルロスのある企みがあった。
石川五右ヱ門でありキャプテン・ハーロックでもある二枚目系声優・井上真樹夫をゲストに迎えた今回のお話は、パロディ色の強い作品。「500人の映画スターを乗せたネプチューン号」の中には、往年のスターに激似の人物や、果ては高倉健、渥美清、なぜか王貞治といった人物も?まあ、ジミー・ディーン自身も思いっきりパクってるわけだけれども。
内容的には、10話「最後のスポットライト」をかなり明るくした感じのお話。万丈とジミーの闘いが最終的に映画として収まってしまうオチなのだが、10話のそれはウォン・ロー自らが望んだことに対し、今回はあくまで映画監督のカルロスが漁夫の利を得ようとしたものであって、これには万丈も少々不機嫌。
万丈とジミーの戦闘にもパロディが幾つか盛り込まれており、例えば戦闘が始まる前に挿入されるカットには、MGMのライオンが吼えるオープニングのパロディ(吼えているのはデスバトル)、そして万丈に至ってはダイターン・ザンバーで円月殺法まで披露してしまう始末。結局、ジミーが実はカツラでツルッパゲのスキンヘッドであることが判明してからは万丈が終始優勢で、ダイターン・クラッシュを喰らわせた後は両者の間に地球・月・太陽が一直線になるお馴染のシーンを盛り込んでジ・エンド。ずっとジミーを応援していた美少女・タリーも、万丈が勝利した後はあっさりと万丈に鞍替えてしまうのでした……。
セリフ
カルロス「今度の作品は本物の迫力を売り物にしたいのだ」
ジミー「ふふふ……私は合理的な男でね。相手を倒すのに手段は選ばないのだよ」
ジミー「え……?ああ?カツラが無い!?」
声の出演
破嵐万丈:鈴置洋孝/三条レイカ:井上瑤/ビューティタチバナ:水野カコ/トッポ:白石冬美/ギャリソン時田:北村弘一
ジミー・ディーン:井上真樹夫/タリー:松尾佳子/カルロス:大宮悌二/機長:緒方賢一/下士官:長堀芳夫*1/ソルジャー:戸谷公次/チアガールA:高木早苗/チアガールB:川久保静子/チアガールC:山本千鶴子
スタッフ
脚本 | 吉川惣司 |
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絵コンテ | 貞光紳也 |
演出 | 貞光紳也 |
作画監督 | 富沢和雄 |
作画 | 長崎重信/飯島正勝/平山智/亀垣一/金田伊功 |
美術 | メカマン |
背景 | アート・テイク・ワン |
動画チェック | 柏田智子 |
仕上 | シャフト/浅賀チエコ/森山政子 |
特殊効果 | 土井通明 |
タイトル | 多々良正春 |
撮影 | 旭プロダクション |
編集 | 鶴渕友彰/小谷地文雄 |
現像 | 東京現像所 |
音響監督 | 松浦典良 |
効果 | 松田昭彦 |
整音 | オーディオ・プランニングU |
録音 | 整音スタジオ |
制作進行 | 滝口雅彦 |
設定制作 | 鶴見和一 |
アシスタントプロデューサー | 神田豊 |
制作 | 名古屋テレビ*2/創通エージェンシー/日本サンライズ*3 |
次回予告
火山に潜む怪奇なデスバトル・ジェノンバ。操るジェノバは、マグマの炎で地球を焼き清めるという。身を焦がすはダイターン3か、はたまた万丈か。次回、無敵鋼人ダイターン3「熱き炎が身をこがす」に、カムヒア!
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