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主にテレビドラマや時代劇、アニメの感想文を書いているブログです。

機動戦士ガンダムΖΖ 第4話「熱血のマシュマー」

サイド1のコロニー群をハマーンの名の下に制圧する命を受けたマシュマーだったが、邪魔なアーガマとΖのおかげで作戦は難航。アーガマ排除のため現実的な作戦を立案する副官・ゴットンとの連携も“騎士道精神”が邪魔をしてイマイチ。そして今日もまた、シャングリラの悪ガキどもに振り回される一日を送るのだった……。

冒頭、ジャンクの雨を降らせるためにアーガマを揺らそうとする場面で、シーサーに「細かく揺すれ」と命じるブライトに対し、シーサーが「俺、サエグサさんじゃないからなあ」と漏らす場面。貴重なクルーが失われたことを改めて感じさせる。

さて、前回に続くマシュマー主役編第二弾。こいつの素っ頓狂なファッション、動き、セリフなど、間違いなく主役のジュドーたちを食っています。この回のマシュマーのセリフには外れがない。ある意味、現時点におけるΖΖを象徴するキャラと言っていいかもしれない。

彼は恐らく、アクシズ軍の幹部候補生として物凄く高い教育を受けてきたんだと思う。まるで新入社員の入社式みたいな形で行われたアクシズ軍新兵の壮行会で、一人だけ今のような奇抜な制服を着ていたし。マシュマーはきっと外の世界に出るのが初めてなのだろう。しかも初陣だし、愛するハマーン様から信頼を一手に受け(ていると勘違いし)ているから、世間知らずなりに期待に応えようと必死なのだ。空気読めないけど。

今回のマシュマーさんはいろいろと「出会い」を繰り返す。お互い意識しないすれ違いのような出会いだが、下町の交差点ではハマーンへの妄想で表情が緩んでいるときにジャンク山へ向かうビーチャたちとニアミスしているし、カミーユ、ファとはサイド1の病院で出会っている。この時、ファにちょっとだけ心奪われるマシュマーがかわいい。でも、その女性は昨日あなたがガルスJで撃墜しようとしたメタスのパイロットなんですよ。こういうところの伏線も、面白いな……って思ったんだけど、後半では何も回収されないんだよな。

アーガマの傷病兵を人質……ではなく盾にしてアーガマに降伏を迫る作戦を提案するゴットンだが、卑怯な手段を好まないマシュマーさんは「許さん」の一言で却下。続いて、コロニーに穴を開け、そこをジャンクで塞いだ「落とし穴」作戦には「私は騎士だぞ」と呟いて不満を漏らす。ガルスJの周囲を酒瓶で偽装して運んできたが、それを見て「何で酒瓶だ。薔薇の花で覆うとか、思いつかなかったのか?」……もうね、どうせいっちゅうねん。しかも、ガルスJにハッチは付いたけど故障で閉じないし。

このガルスJにジュドーが取り付いたからさあ大変。コックピットは開いたままだからマシュマーさん剥き出しの状態。そこへモンドとビーチャがコショウ入りのビンを投げつける!コショウが散ってマシュマーさん涙目で鼻水だらけ。イケメン台無し。しかし、ロープ一本で動くモビルスーツに取り付いてしまうジュドージュドーだ。明らかにガンダムじゃないガンダムって作劇で面白い。最後は蹴りあってるし。

アーガマを発見されたブライトは、侵入してきたジュドーたちをモビルスーツ格納庫へ誘導し、ジュドーがΖに乗るようわざと仕向ける。これで、ジュドーはΖに乗ってガルスJと戦わなければならなくなるのだが、ここでマシュマーさん、嫌々ながら落とし穴作戦を敢行。穴に嵌ったΖだが、ガルスJの足を掴んで道連れに!Ζはコックピットが閉まり360度モニターも復活している。一方、ガルスJはコックピットが閉じておらず、マシュマーさんはノーマルスーツすら着ていない!タキシードのまんまだ。ここでマシュマー、気合一発「閉じろ!」……なんですぐ閉じるの?マニュアルでも閉じなかったのに。

とにかく、両者にとって初めての宇宙空間の戦闘。ブライトのナビゲートでヨチヨチしながら戦うジュドー。しかもΖのコックピットは空気漏れが発生中!マシュマーさんは短期決戦でミサイルを撃ち込むも回避され、挙句蹴りを喰らってまたも敗北……。落とし穴を伝ってコロニーに帰ろうとするも、ゴットンが落とし穴を塞ごうとしているのを聞いてまたガックリ。しかし、まったくめげていないところがこれまたすごいのでした。

セリフ

マシュマー「(交差点でビーチャとエルに悪態をつかれて)ああいう子供を教育して、夢を与えるのが私たちの仕事だ。元気が良い子は戦力になる」*この後にゴットンが呟く「そうっすかね」にまったく語気が無いところが笑える。

マシュマー「何という優しさ……自らの身で病人を庇うとは……白衣の天使そのものだ。(戦争のせいでカミーユが苦しんでいることを聞き)戦争の犠牲者……ご苦労です、看護婦さん。(カミーユとファの関係を聞いたときに衝撃を受けながら)いやー、ここにもあなたのような方がいらっしゃるとは。ここの人々も皆(ファ:すいません、私……)人に対して用心深くという奥ゆかしさ、まさに天使です!(立ち去ろうとするファに対し)ああ、天使殿!ふっ……下町に咲く一輪の花か……乱れた社会が、彼女を悲劇へと追い込んだのだ。彼女には、暗い未来しか見えていない!」*もうどこから突っ込んだらいいのやら。一方的にベラベラ喋るマシュマーに対し、うざそうなファの声のトーンが絶妙。激しい妄想と思い込みが原動力のマシュマーらしいひとコマ。

マシュマー「ええい!落ちろ!落ちろ!落ちろ!」*生身のジュドー相手にそのセリフはもったいない。

マシュマー「子供のやることと言っても、許せんことがある。懲らしめてやる!(妄想の中のハマーン:マシュマー、古いコロニーの社会は腐りきっていると聞く。そんな社会では、子供たちが歪んでいても、それは社会の被害者である。もっと慈しみ、見守らなければならない存在である)ハマーン様のおっしゃるとおりだ。これを正すためには、アーガマを倒し、その上でこのコロニーを私が清潔にするしかない」

マシュマー「あ、あのお方は……あの天使……邪心が失敗に繋がったかもしれん。ハマーン様、私はきっと、あなたの望む未来を作りあげます」*ジュドーとの激闘が終わった後のカット。ファとすれ違う時に呟く。

声の出演

ジュドー・アーシタ矢尾一樹ブライト・ノア鈴置洋孝リィナ・アーシタ岡本麻弥/イーノ・アッパーブ:菊池正美ビーチャ・オーレグ(アストナージ・メドッソ):広森信吾*1/モンド・アガケ:塩屋浩三

ファ・ユィリィ:松岡ミユキエル・ビアンノ原えりこハマーン・カーン榊原良子マシュマー・セロ堀内賢雄/トーレス:柴本広之*2/シーサー:高宮俊介/シンタ:坂本千夏/クム:荘真由美/ゴットン・ゴー:戸谷公次/チマッター:金丸淳一

坂本千夏、リィナが立ち寄るミルク屋のおばさんも兼任

スタッフ

作画監督 金山明博
原画 上野賢*3/小沢美也子/加藤義貴/金山明博/川元利浩/紺野智幸/スタジオ・ダブ/瀬沼靖治/中谷マリ/星越賢次/南全子
動画チェック 近藤梨恵
動画 赤坂理恵子/木下みさ子/横野恵美子/川田栄三/鈴木啓泰/高橋ノブ子/スタジオ・マーク/邪魔猫クラブ
色彩設定 高島清子
色指定 清田みどり
特殊効果 千場豊
仕上処理 前林文恵
仕上げ ジャスト/小野原浩美/千葉清枝/吉田麻紀子
背景 スタジオコスモス/池信孝/市原義仁/宮崎由子
撮影 旭プロダクション/古林一太/奥井敦/平山明夫
編集 布施由美子(井上編集室)
効果 横山正和
調整 依田章良
録音 ニュージャパンスタジオ
現像 東京現像所
タイトル マキ・プロ/岸村弘明
設定ベース 永瀬唯
協力 河本洋一/西中康弘
制作デスク 高森宏治
設定制作 近藤康彦
制作進行 秋山浩之
演助進行 高松信司
制作補佐 原田奈奈
OPコンテ 滝沢敏文
ENDコンテ 斧谷稔*4
OP・END作画 瀬尾康博/北爪宏幸/内田順久
OP・END美術 池田繁美
脚本 鈴木裕美子
ストーリーボード 森一浩/斧谷稔*5
演出 関田修

*今話より、ガンダムの世界観を構築した一人である永瀬唯が「設定ベース」として、河本洋一とメカニックデザイナーの西中康弘が「協力」という立場でクレジットに加わる。

次回予告

ゲモンってのは、ジャンク屋仲間で評判悪いんだよね。それがマシュマーに味方した!ファだって、カミーユが元気ないから、元気ない。結局、俺が出て行くしかないったって、Ζがこれがまた調子良くないときている。それが困るぅ~。次回、ガンダムΖΖ「ジュドーの決意」。だはは、偉そう。

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