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主にテレビドラマや時代劇、アニメの感想文を書いているブログです。

シティーハンター 第9話「ギャンブルクイーン 華麗なる恋の賭け」

暴力団・鬼英会のカジノでディーラーとして雇われている牧野陽子からの依頼。陽子は闇の世界から足を洗うために鬼英会の対抗組織・高円会との縄張りを賭けての対決に自ら志願。鬼英会を勝利に導けば足を洗わせてくれるという約束を取り付ける。そこで、高円会からの殺し屋から身を守って欲しいというのが依頼内容だ。

陽子の前に高円会が雇ったギャンブラー兼殺し屋・竜が現れる。冴羽の弱点を知った高円会と竜は、怒涛の美女攻撃!このままでは冴羽は骨抜きにされてしまう。そこで取った大胆な作戦。それは冴羽の女装だった!?

美人巨乳ディーラー・牧野陽子からの依頼。ちなみに陽子役はこれまた「ようこ」川浪葉子。『ボトムズ』のココナ役が代表作。親子二代で鬼英会のディーラーを務めてきたが、彼女にはトランプの目が分かってしまうという超能力があるため、鬼英会側は彼女を手放したくはなかった。そこで持ち上がった縄張りを賭けた大勝負。鬼英会側として陽子が勝てば、足を洗うことが出来る。彼女はこの勝負に人生を賭けた。

相手のツキを全て吸い取る(というのは嘘で、実は巧妙なイカサマ使い)「俺はさすらいのギャンブラー・ヴァンパイア竜」と、ちょっと恥ずかしい自己紹介をする竜。そんな竜は殺し屋も兼任。カードを使う殺人術で冴羽たちを追い詰めるが返り討ちに。この竜が高円会側に付き、更に冴羽の弱点を見破ったからさあ大変。冴羽の行く先々に美女が現れ冴羽を強烈に誘惑。そこで思いついたのが冴羽の「女装」。しかし、女装した冴羽に高円会若頭はのぼせ上がってしまうのだった。

今回のキャスティングも相変わらず超豪華。中でも、塩沢兼人鈴置洋孝戸谷公次……残念ながら、今となっては全員が故人だが、本当に素晴らしい時代であったと共に惜しい方々が亡くなったと改めて実感する。脇役には、バニング大尉(菅原正志)とシーマ様(真柴摩利)も。

作画監督谷口守泰だが、どうもいつものアニメアールじゃないな……と思ったら原画はスタジオ・ムーだった。更にコンテと演出に滝沢敏文と今西隆志。全体的なスタッフが『ボトムズ』や『レイズナー』『ダーティペア』と被ってくる。ちなみに、アニメアール勢は前回の冴子初登場で起用されている関係でローテーションにズレが生じている。

原作

「ギャンブルクィーン!」「哀愁のギャンブラー」

セリフ

陽子「ノワールの13、お客様にお似合いのナンバーですわね」

冴羽「普通の女になったんだな、陽子……幸せにな」

*裏の世界から足を洗った陽子。最愛のパートナーと結婚し、普通の女としての第一歩を歩み始める。

次回予告

冴羽「僕ちゃん狸オヤジに嵌められてヤクザの娘のボディーガードするハメになっちまった。あ~やだ~」

香「どうせあんたの事だ。”さやかちゃん美人だからリョウちゃん幸せ~”なんて、コロっと態度変わるんだろ?」

冴羽「それが実はすげえスケバンでさ、僕ちゃんお料理作ったりお弁当届けてあげたり色々尽くしてるのにま~ったくワガママで……」

香「手を焼いてんだ?ははーん、ざまあみろ」

冴羽「住み込みの家庭教師って辛い!次回『危険な家庭教師?女子高生に愛の手料理』」

香「お楽しみに!」

キャスト

冴羽獠神谷明/槇村香:伊倉一恵

陽子:川浪葉子/若頭:塩沢兼人/竜:鈴置洋孝/平尾:屋良有作/ディーラー:戸谷公次/客A:菅原正志/客B:山寺宏一/美女A:真柴摩利/美女B:矢崎えりい/美女C:林玉緒

スタッフ

脚本 井上敏樹
絵コンテ 滝沢敏文
演出 今西隆志
作画監督 谷口守泰
原画 村中博美/遠藤栄一/山内貴美子/中島美子/黄瀬和哉/大島康弘
動画 島田悌三/四本忠司/マジック・ムー/スタジオ夢民/スタジオ天/スタジオMAY
動画チェック 石井康雄
色指定 中山志甫子
仕上 遊民社/津田美加/光井朋夏/川口由美子/森美奈子/藤塚篤
特効 千場豊(マリックス)
背景 アートルーム・ブーメラン/佐藤正行/佐藤幸子/玉利和彦/金田じゅん子/原のりこ/石橋秀子
撮影 旭プロダクション/長谷川洋一/末弘孝史/福田寛/土岐浩司
編集 鶴渕映画
タイトル マキ・プロ
効果 松田昭彦(フィズサウンド)
整音 大城久典
音響制作 オーディオ・プランニング・ユー
録音スタジオ A・P・Uスタジオ
現像 東京現像所
設定 山本之文
制作助手 渡辺葉子/佐藤あさみ
制作進行 藤本容伯
文芸 外池省二
製作担当 望月真人

シティーハンター

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